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2018年1月31日(水)だいすき

太朗と私の合言葉
「ママぁ、大好きやでぇ」
太朗が頻繁に言うので、じぃじが
「そんなもんは心の中で思うことや。」
と言う。
私は、
「言わないとわからへんやろ。言うてね。」
すかさずそう挟んだ。

太朗がすこし寂しくなるとき。
優しさや心地よさに包まれているとき。

そんなとき、
「ママぁ、だいすきやで。」
という。

今日は太朗の参観日である。
ママは真冬の間封印しようとしていたスカートを、思い切って引っ張り出した。
朝からアイロンをかけるほど張り切っているのである。
バァバも同じく、勝負時のネックレスを付けている。

太朗のクラス。
大人の私でもド集中していないと取り残されるような、高いレベルの内容に驚く。
子供たちは、ママが気になって仕方ない様子。
顏はプリントを向いているのに、目だけがきょろきょろと動き回っている。
太朗は、先生にジョークをいったりして、とてもユーモアがあって魅力的に映った。
そんな優等生な子供たちも、45分もすぎるとたまらなくなってきて足をばたつかせたりした。
本当に愛おしい。

ダンスやスキットの披露をし終え、
先生の掛け声とともに、「ママ~!!!」と子供は母親の元へと走る。
ママは、両手で太朗を抱きしめた。
太朗は子犬のようにママに頬ずりをする。
そして次の掛け声で、泣き顔に変った。

ママ達は帰る時間である。
太朗は名残惜しそうに、ママのほっぺにチュウをする。
先生たちが目を丸くしているけれど、私は幸せ、。

太朗は顔を真っ赤にして泣き始めた。
他のお友達は誰も泣いていないのに。

太朗の泣き顔は辛いけれど、それ以上に素晴らしい太朗を見れた。
後ろ髪を引かれながらも、ママはその場を離れられそうです。



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