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2018年7月14日(土)ママ友

保育園のママともがラインでつながるようになってきた。
カンガルー組と題したライングループには、すでに13人のママが集っている。
中には、スポーツデーのイベントで私がママ狩りをしてゲットした数名も入っている。
そんなカンガルーママは、子供たちを連れて神崎郡のヨーデルの森に集まることになった。
太朗ママからすると、片道1時間半のロングドライブである。
高速道路は1週間前の大雨洪水災害の影響が心配された。

太朗は助手席でご機嫌である。
いつもならDVDをかけないと怒り始めるのだが、
今日はママの緊張感が伝わったのか、ナビの画面にしても鼻歌をやめなかった。

「空にあこがれてー、空にかけていく」
「あの頃、命は、飛行機雲ー」

先日みたDVD、風立ちぬの影響である。

あの頃、命は、飛行機雲・・・

なぜかこの歌詞に胸をつかまれる。
自分のことのように、懐かしい感覚である。
あの頃、、そう、数年前、私の命はきっと消えかけるほど弱かったと思う。
生きる気力は、かすかに太朗を守ることだけのために存在していた。
あの頃、私は命というものを実感した。


太朗は力強く歌っている。
そんな今がありがたくてならない。
太朗がたくましく、弾むように元気になってくれた。
こんな日が来るとは。
生きていてよかった。


高速は案の定、土砂崩れの影響で途中で寸断されていた。
一般道を走り、なんとか午前中にヨーデルの森にたどり着いた。


太朗と友達は、水があるところへ走っていく。
あっというまに水浴びが始まる。
持参した水鉄砲のおかげで太郎はすこしだけヒーローになれる。

ずぶぬれの子供が9人。
慌てるママが9人。

幸せな光景。
パパがいなくても何にも問題ないですよー、だ。
私は胸の中で口を尖らせてみる。















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