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2018年1月5日(金)いちご狩りの悪夢

初夢に期待をして除夜の鐘を待たず布団に入ったその夜から、ここ数日というもの悪夢が続いている。
猛毒のサソリに刺され、呼吸困難になった私は苦しさのあまり胸をかきむしっていた。胸の痛みで目が覚めたほどだ。
そして別の日には、家族が怪我をする夢、病気になる夢、祖父が悪魔に取りつかれる夢と続く。
私の悪夢の最長記録はいつ終わるのだろう。

ちょうど1年、いや、366日前の出来事を思い出す。
4日に、私と太朗、ばぁばとじぃじの家族4人は恒例のいちご狩りにあるいちご農園に来ていた。
朝一番乗りを目指して出発したので、冷えたハウスの中にはお客さんは私たちだけだった。
貸し切り状態だと喜んで、それぞれに好きなレーンに生るいちごをほうばっていた。

「ガラガラ、ガラ。」
ハウスの引き戸が開いて、新しいお客さんが入ってきた。
それはカップルで・・・・!!!!!?????
二度見してしまった。
なんと、主人と知らない女性が入ってきたからだ。
二度見てもそれは主人であった。
その距離3mほどであるから「目前」にしたわけだ。

私に気付いた主人は、慌てふためき、すぐさまハウスから立ち去った。

私は一瞬硬直したのち、慌ててばぁばのもとに駆け寄った。
「・・きとる。女の人と。」

ばぁばの顔からも血の気が引いたのがわかった。
私は太朗にこのアクシデントを見せるまいと、身を小さくして太郎を抱き込んだ。

そのあとばぁばは果敢にも主人らを追いかけに行ったのだ。
私はハウスの戸を半開きにして、立ち去る主人らの後ろ姿の写メを残した。
ばぁばは、そのあと、主人の車が猛スピードで逃げていく写真を撮った。
それを取るため車道に出ると、車は自分の方に向きを変えたものだから、予想せず車の前に立ちはだかるかたちとなったそうだ。

女性は唖然としたと思う。
私たちも唖然とした。

主人が逃げ去った後、ばぁばは腰が抜けたようになって、力なく座り込んでいた。

じぃじは、「わしの車が目の前に停まっとるのに、それに気づかんかった言うことか?」
「よっぽどデートに浮足立っとったんやなぁ。」と顔をゆがめていた。


今年は5日にいちご狩りにいく。
まさか、バカなことを2回もしないだろうと期待して。










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