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2017年11月30日(木)家庭内ストーカー

離婚裁判は代理人をつけていない。
代理人をつけるまでもない、真実を述べるだけだと思うから。

11月22日に出された相手方書面と、証拠書類が自宅に届いた。
相手方代理人は、この証拠書類を作ったためにコピー機が壊れたらしい。
届いた書類は、A4の紙が積み上げられ高さ15センチほどあった。

書面は4ページほどで、代理人が書いたものである。
訴状には離婚をする理由が、私の「嘘」「脱税」「私の実母の干渉」「面会交流」「婚姻費用」「DVでっちあげ」だとされていた。
今回の書面では、これらの理由を差し置いて、「DVのでっち上げ以前から私が離婚を策略していた」という風に変わっていた。
都合が悪くなると主張をすり替えるのである。
そして焦点をぼかすために、膨大な情報や主張を散らかす。
それがこの15センチにもなる証拠書類たちである。

証拠書類の中身で驚いたものは、LINEのやりとりを撮影したものが十数枚入っていたことだ。
それは、私が主人と生活をしていた2015年以前から友人とやりとりをしていた記録であった。
婚姻生活において、私のプライバシーなんてなかったんだ。そう確認した。
主人の書面には、財布の中身や診察券をみて確認したとまで書かれていた。
これが家族の一員だったのかと思うと吐き気がしてくる。
家族でありストーカーだった。
私は気づかなかった。無防備だった。
不貞行為のふの字もない。
なんせ家族以外と外出すること自体なかったのだから。

私が仕事に行くとき、買い物に行くとき、実家に帰るとき、保育園の送り迎えの時。
主人は必ず付いてきた。
最初は荷物を持ってくれるのかと感謝もした。
それもつかの間、次第としんどくなってきた。
どこにも自由に行かせてくれない。
実家に帰るときは嫌な顔をされ、早く帰るようにせかされた。
もちろん、気兼ねもせず主人は実家についてきていた。

新しい服が買いたいと思ってデパートを歩いても後ろをついてくる。
何時に待ち合わせようということもない。
ずっと見られている。監視だ。
私は自分の時間を楽しむことができなくなっていた。
ショッピングもせかされ、監視させているようで「もう、いいや。」という気分になった。
まともにショッピングさえしたことがなかった。

保育園へ送っていくときもひどかった。
私が自分の車に太郎を乗せて出るのだが、主人は自分の車で後を追ってくる。
私が太郎を先生に託すところを確認して、主人は会社へ向かう。

あまりにも窮屈だった。
でも、今思えばそれは氷山の一角。
知らないところでさらに激しい監視にあっていたなんて。

一方主人は、ありえない妄想に取りつかれていたようだ。

最近、なんとなく真相が見えて来たような気がする。
養子縁組の偽造も、離婚裁判もすべて、
すべては主人の嫉妬と執着、そして妄想が招いた悲劇であると。

主人は私の携帯を見た。
通帳やパソコン、手帳に財布の中身。
ありとあらゆるところを知り尽くした。
そして私の秘密をすべてを知り得たと思いこんだ。

ただ一つ、主人が探さなかった場所。
それは真実がある場所。
私の胸の中だ。
主人が私の胸中を知ろうとすることは一度もなかった。
私の心の声はいつまでたっても届かない。

嫉妬にかられた主人は、とうとう歯止めが効かなくなってしまったのだろう。
妄想と現実が同化してしまった。
書面に語られる私の秘密は、どれも真実ではなかった。
話が飛躍しすぎており、または全くのでたらめだった。

主人は、嫉妬を知られたくない一心で攻撃を強めてきたのだと思う。
私は命を取られるほどの恐怖におびえて来た。

私が抱えて来た様々な、そして混とんとした事件の数々・・
あえて第三者的になって表現してみると、簡単に説明が付いた。

妻の気持ちが離れていくことに焦りといら立ちを募らせた夫は、鬱憤を妻にぶちまける。
当然のことながら、妻の心も体も夫から離れていく。
子供は最大の被害者。

糸のもつれ。
始まりは案外シンプルなものなのだったんだ。


昼下がりのカフェ。

「ご主人、ずっとついてきてたもんね。へんやとおもってたけど・・やっぱりね。」
食べ残しのパンのかけらを集めながら友人が笑う。

太朗の飲み残しを一口含んで私が冗談を言う。
「主人、ストーカーやって気づかんかったわ。はやくいってよ~。」

ドリンクバーで太朗が叫んでいる。
「ママ~。コーヒーいれたろか?」

ママは慌てて席を立った。





























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