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2017年11月4日(土)3世代

運転席にはばぁば、助手席は大じぃじ、後ろには、大ばぁばとママ、太朗。
トマトの大じぃじと大ばぁばを連れ出して明石のアサヒ飲料の工場見学へ。

大ばぁばの話を聞いていて面白いと思ったこと。
それは、ディサービスと保育園のスケジュールがとても似ていること。
体操や遊戯の時間があり、お昼ご飯、お昼寝、おやつの時間がある。

私は、太朗のことを考えてどこに遊びに行こうかと選ぶのだが、
自然と大ばぁばや大じぃじが付いていきやすい場所になっている。
一石二鳥である。

工場見学は90分という長丁場だったが、太郎は飽きることもなく積極的に参加していた。
工場内を見る間も案内ががりのお姉さんに一番近いところをキープし、物おじしない姿にばぁばは感心していた。

帰りの車の中。
すっかり暗くなって、まん丸のお月様がシールのようだ。
渋滞につかまってブーブー言うのは、ばぁばとママ、そして真似をした太朗。
大じぃじと大ばぁばの時計の針はくるっているから気にしない。

太朗が赤ちゃんの時なぁ。
なぜか赤ちゃんの時の思い出話が始まった。


赤ちゃんの時、私は太郎が眠る時を除いて、
抱っこから逃れられたことはない。
トイレに行くにも、料理をする時も、
東京の講師研修の時も、ずっと抱っこをしていた。
一瞬でも下ろすと泣き叫んで、抱っこを求める。
おんぶではダメだった。

私が不在にする数時間は、一層ひどかった。
バァバは時限爆弾を預かるようなものだ。
太郎は身体を硬直させ、足をクロスして踏ん反り返る。たちまちに釣り上げた魚のように暴れ、抱き抱えることさえ難しくなる。
もちろん下ろすことも許されない。
魚は泣かないが、太郎は泣き叫ぶ。
おまけに自分の髪を毟ってまで、悲痛さを訴える。
周りの大人には目にも心にも耐えがたいことになる。
こんな風に太郎はたいへん手を焼く赤ちゃんだった。


そんな話をすると、太郎は、
そーなん、ふーん。と言っている。
でも少し嬉しそうだ。





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