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2017年9月12日(火) 太朗の社会

太朗の初めての参観日だ。
母親ばかりが園の前の駐車場にスタンバイしている。
皆片手にスマホやビデオカメラを持っているけれど、自分の息子や娘に愛想もかけない様子。
一方私は太朗がこちらを向くと、こぼれそうなぐらいの笑顔を返してしまう。
4歳の年少さんクラスではあるものの、やっていることは中学生レベルかと思うほどレベルが高い。
英検のレッスンに始まり、先生と子供たちの受け答えは充実していて、時折おたがいにジョークを言い合う。
太朗も負けてはおらず、「ヒュー」と口笛をはさんでみたり、おどけたボディランゲージで返事をする。
まさにアメリカンスクールだ。

そんな様子にママは心からうれしくなった。
太朗がしっかりと自分を持てている。
今までごたごたした生活ではあったけれど、今の太朗は健やかだ。
強い。

ママは、一人の人間としての太朗をみて、感動した。
太朗の社会がそこにあった。
「キラキラ生きているんだな。さすがだな。頼もしいな。」って思った。

太朗の社会はこれからも広がっていくんだろう。
そこには困難もあるし、悔しい思いも、やるせないこともたくさんあるだろう。
私の社会がそうであるように、太朗も自分の社会を作っていく。
ママはそっと見守ろう。
でしゃばって入っていくことはしないから、たまに、息子の社会・見学をしたいな。


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