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2017年8月21日(月) 太朗とママの反省

保育園へ到着し、いつも停める場所が空いておらず、「今日は急いでるし、ここでも良いよね?」とその隣のスペースへ停めたことがまずかった。
太郎はいったん車から降りたものの、「あっちがいい!停めなおして!」と力づくで対抗。
引っ張って入ろうとする手を振り切り、足を地面にめりこまさんばかりの強さで拒否している。
手の力を抜いた隙に逃げ出したかと思うと、車の陰に隠れた。
私はというとこの後20分後に新幹線に乗らなければ間に合わない。
とてつもなくピンチの状態である。
太郎を引きずりながらなんとかまゆみ先生に預け、保育園を後にした。
後ろ髪をひかれる思いがする。

しかし、よくもここまで子供らしく、感情を押し殺すことなく発散してくれるようになったものだと、母としてうれしい思いもある。
これまでは無言で我慢をする子だった。
ママの心配は絶えることなく、太郎を繊細なガラスを扱うように思ってきた。
いつも太郎を案じ、私ができることは何かと、いつも神経は張りつめていた。

今ではやんちゃ坊主。
私もやっと肝っ玉母ちゃんになれる、そんな喜びがじわじわとこみ上げた。

それでも、泣き別れた後、子供の笑顔見たさにちょっとしたおみあげをもって夕方のお迎えに向かった。
ゴムてっぽうだ。太郎の喜ぶ顔を想像する。
案の定、太郎は素直に喜んでくれた。そ
して、朝の一件を二人で反省した。

夜、布団に寝ころび暗闇の中、太郎がつぶやく。
「ママ、朝、泣いてしまったやん。お迎えの時、てっぽう買ってくれてありがとう。」と。

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