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2017年8月12日(土)DV被害者

バァバの運転でトマトの大ばぁばの家へ向かう。
バァバがバックミラー越しに話し始める。
「昨日、何年ぶりかなぁ。何十年ぶりの子に会ってなぁ。その子の娘も大変やったみたいやわ。
主人が働きもせんとDVで、しかも娘さんが逃げてしまうと気づきだしてからは車にいたずらをして事故させようとしたり。ひどすぎるやろ。」

世の中にはにわかに信じられないことが時折起こる。
サスペンスやホラーが実話として起こるのだ。
この娘さんがどれほど大変だったか、私もバァバも痛いほどわかる。
この主人は誰の役に立っているのだろう。
家族というかけがえのない、守るべき存在を暴力で支配し苦しめ、自らを省みることはない。
DVをする人は、自分のことを棚に上げる。娘さんの主人もそうだ。自分は働かず、
暇を持て余して悪い考えを起こしたり、妻や子のあらさがしに明け暮れる。
「自分はこんなに我慢しているのに。」とか「あいつらは全然わかっていない。」
とか「裏切られた」などと妄想して、こぶしに力が入るのだろう。
私の主人もそうだ。

結婚生活4年、私は主人に携帯やパソコン、手帳など事細かに盗み見られているとは知らなかった。
別居後の婚姻費用分担請求の調停で、主人から提出された書面には、
私が結婚前から使っていた銀行口座がずらりと記されていて、
これは私の事務所のデスクや戸棚を必死に探し回らないとわからないような個人情報だった。
私の不在の時の主人の暇つぶしの姿が脳裏をよぎり、背筋が凍る思いがした。

私はあまりに無防備だったし、通報をしてから別居にいたるこれまでの過程は、まったくのアクシデントであった。
今となってわかることは、DVから逃げ出したいと考えている人は、相手に自分の思いを知られてはいけない。
慌てず密かに準備をすること。
相手に知られた時点で最悪の事件が起こる可能性も否定できないと思う。

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